正直、あまり見ていなかったが、一昨日、何気に眺めていたら、酷い違和感を覚えた。
真ん中に鎮座している、バスドラム。
通常というか、それしか有りえないんだが、バスドラムというものは、地面に設置して利用する。
タムホルダーベースがあったりなどの事情もあるが、それを抜きにしても、チューニングするネジ（ラグ）が頂点にくるようにセッティングする事は有りえない。
そして、その中に描かれたサックスを吹いているらしい女性の絵
よく見てみると、右手が楽器の上方にあり、左手が下方に位置している。
これはもしや！！世界初かもしれない、左利き用のテナーサックスなのか？とおも思ったが、そんなはずは無いだろうな。
そして、更に突っ込んで観察すれば、このテナーサックスを演奏している女性の体格がどれほどのものかは解らない。しかし、男性でも体の右側に楽器をずらし、演奏するのが一般的だ。
そしてこの絵は
この部分のデータを反転させているに過ぎない。
まぁ、デカイ方を先に書いて、それを反転させて小さくしたんだろうけどね。
そしてお待ちかね。テナーサックスの絵です。
なんだこれは？
タンポその他のパーツが楽器に殆ど無いではないか。
ここまで作るんだったら、もっとしっかりと細かい書けよ。
これはトランペットなのかもしれない。管と管の間に指を入れるんだっけ？
いや、違った。。。
これは世界的にも非常に珍しい、左手でピストンを操作するトランペットらしい。
そして、この楽器を吹く人は手首から肘にかけて細くなっていくという特異な体をも持っているらしい。
最後に。
ピアノの隣に居る方はなんという楽器を使っているのでしょうか？
ヘッドのペグの形状を見る限り、ウッドベースだとは思えないんですよね。
もしかすると、巨大なバイオリンなのかもしれない。
仮にそうだったとしても、楽器と体の位置関係が有りえないと思うんだよな。。。。
体を捻じ曲げて、爪先立ちして、演奏なんかできるワケねーだろ。ボゲ！
で、私は何が言いたいかといえば、多分、この絵を作った（書いたとはいえない）人は、音楽が好きでは無いんだろうと思う。
音楽が好きで、この祭りが好きだったら、こんなイラストなんか書けないよ。
楽器の事に詳しい必要なんか無い、でも、楽器や奏者を書くのであれば、ディティールは正確に作りこまなければ、その楽器を演奏する人に対して、失礼だろう。
そして、このポスターデザインにＯＫを出した、実行委員もおかしいよ。
ここまで、奏者に失礼なポスターがあるか？？？
ホント、見れば見るほどアラが出てくる。突っ込みどころ満載でどうしようも無い。
ここまで酷いデザインのポスターを見たのは初めてだよ。
ここまでトンデモなデザイナーも居るんだね。